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昨日、小学生時代からの友達兼イベント舞台監督と打ち合わせを行い、打ち合わせ終了後、スタジオに戻ると楽曲が頭で流れていました(笑)。 「うん?良く聴く曲か昔好きだった曲かな?」と振り返ってみると、『違う!!』という事に気付き、いつもはこういう時はスマホのボイスメモに残すのですが、スタジオにいた為、早速ピアノ音源で打ち込みを始めました! 左の写真のピアノロールに打ち込みも記載が無くてすみません(ピアノロールだけでもDTMをしている方には、メロディーが解ってしまうので(汗))。
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他の作曲家さんも言いますが、急に楽曲がl降臨(頭に曲が流れている。)という事は稀にありますよね!
通常急ぎの仕事以外は遅くても午前1時には作業を止めるのですが、今回はフルコーラスで流れてきたので、MIDI鍵盤でイントロ〜アウトロで打ち込みを午前3時まで行なっていました。
これから、コード付け、アレンジに入りたいと思います。
今回の『楽曲の降臨!?』で思い出したのが、20年ほど前ですかね。ゲーム主題歌の作・編曲を依頼を頂き、ご依頼を頂いた翌日の19時で納品という急ぎの案件でした。
そして、クライアントから楽曲制作の資料として渡してくれたのが、絵コンテ3枚のみ、、、。リファレンス楽曲、動画等はありません。中高校生辺りの男子2人と女子1人が、仲良さそうに歩いている絵コンテ(イラスト)3枚でした。
クライアントから「この男子2人と女子1人の3人はとても仲がいいのです。そのうちの男子1人が登場する女子と付き合う事になりました。実はもう1人の男子はその女の子の事が好きでした。そして仲の良かった親友男子の仲は険悪になりました。
この様なイメージで楽曲を制作して下さい。」という内容でした。クライアントには「楽曲は明るめの感じの曲ですか? 曲はアップテンポですか?」とだけ聴いて作曲・編曲にはいりました。普段、音楽制作の仕事をしている方ではないので、仕方無いですよね。
作曲が中々進まず、24時間掛けて作曲を行い、何とか楽曲は仕上がりました。「あと5時間でアレンジして納品か。急がなくては。」と思った時に、、、Macがクラッシュ!!!画面がMacの画面が暗くなり、楽曲は無残にも消え去りました。。。自分の頭の中もしばらく何も考えられなくなり、目は正面を向いたまま一瞬止まりました。
2、3分程で我に帰り、『5時間で作曲、アレンジ、どうすんの?オレ??』と呆然となっていましたが、納期に間に合わせる事は音楽制作の仕事では必須でしたので、『落ち付け、オレ!!』と自分に言い聞かせて、自分を落ち着かせる為に『とりあえず散歩して気持ちをリセットしよう。』とスタジオ付近を歩いていました。
そうしたら、散歩中に楽曲が降臨!?というか頭の中で流れて来ました。急いでスタジオに戻り、MIDIデータの打ち込みとヘッドアレンジ(仮アレンジ)を行い(確か2時間程でした。)、3時間で本番アレンジ。NGか直しは出るだろうが『まずは納品!』と急ぎました。
楽曲はMIDIの音色は変えられましたが、無事に納品出来、いつも直しが入るクライアントでしたが、珍しく一発OKでした。うん、降臨してくる(自然に頭に流れてくる)楽曲には何かあるのでしょう。chat GPTに聞いてみよ(笑)。
今でこそ発注を頂く際には、リファレンス楽曲や『リファレンス楽曲の要素を踏まえた上でこうして欲しい。』等わかり易く要望を頂いたり、イベントの劇伴などでしたら、同イベントの過去映像などを頂くので制作はかなりやり易くなりました。
しかし当時はYoutubeやサブスク配信も無く、宅ファイル便の様なオンラインで納品出来るサイトも無く、Time Machineの様なバックアップシステムも無く、楽曲をコピーしたCD-Rを車や電車でクライアント先に持って行きました。
昨日の『楽曲降臨!?』で昔、私を助けてくれた『楽曲降臨!?』を思い出してしまいました(笑)。